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2007.1.1
 
神が共に居てくださる
       イザヤ書 7章14
7:14 それゆえ、わたしの主が御自ら/あなたたちにしるしを与えられる。見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み/その名をインマヌエルと呼ぶ。
 
 この箇所は新約聖書の福音書の記者によって、イエス・キリストの誕生の預言として引用されている所です。「おとめが身ごもって、男の子を産」む。これは正にイエス・キリストを指す言葉です。
 
 マタイによる福音書では、1:23 「『見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。』 この名は、『神は我々と共におられる』という意味である。」とあります。イエス・キリストによってもたらされた祝福の第一は「神は我々と共におられる」と言う事です。
 
 作家で西村滋さんと言う方が居られますが、彼の生い立ちは波乱に満ちたものでした。
彼は4歳の時にお母さんが結核になって離れ家に移され、6歳の時にお母さんが亡くなって、父親は後妻を貰いますが、父親も同じ結核で亡くなってしまい、彼は、孤児となって施設を転々とする者となってしまいました。
 
 お母さんは結核になった時に、自分が死んだ時に悲しまないように、また後妻に嫌われないために、わざと子供に嫌われるように振る舞いました。
 
 その為に西村さんは母を大嫌いになり、施設に於いてもひねくれ者、乱暴者となっていました。
ところが、お母さんの本当の気持ちを伝えるために、当時の家政婦さんが施設を訪ねてきました。お母さんが西村滋少年に辛(つら)く当たったのは、「滋が幸せになるためだった」と言う事を伝えました。
 それ以降西村さんは、生き方を180度変えられ、少しでも人のためになる人間になろうと努めるようになって行きました。
 
 母に愛されていた、ことを知った西村さんの人生が変えられたように、さらに、それ以上に 「神が共に居てくださる」ことを知るならば、どんなにか、私達の人生が変えられることでしょうか。
 
 私達が与えられている命を感謝し、大事にしたいと思います。また互いに尊重していかなければなりません。
今日も「神が共に居てくださる」ことを感謝しつつ一日を過ごしていきましょう。