2:36 だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」2:37 人々はこれを聞いて大いに心を打たれ、ペトロとほかの使徒たちに、「兄弟たち、わたしたちはどうしたらよいのですか」と言った。2:38 すると、ペトロは彼らに言った。「悔い改めなさい。めいめい、イエス・キリストの名によってバプテスマ(洗礼)を受け、罪を赦していただきなさい。そうすれば、賜物として聖霊を受けます。2:39 この約束は、あなたがたにも、あなたがたの子供にも、遠くにいるすべての人にも、つまり、わたしたちの神である主が招いてくださる者ならだれにでも、与えられているものなのです。」2:40 ペトロは、このほかにもいろいろ話をして、力強く証しをし、「邪悪なこの時代から救われなさい」と勧めていた。2:41 ペトロの言葉を受け入れた人々はバプテスマ(洗礼)を受け、その日に三千人ほどが仲間に加わった。2:42 彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。

　

祝福を受け取るとは、つまり、祝福を受けるに相応しい人物に変身する事です。

　神様は私たちのありのままを受け入れてくださいましたが、そのままで良いと言っている訳ではありません。｢わたしの祝福の100%を受け取る事が出来るように、それに相応しい人物に変えてあげましょう。｣と言っている訳です。

　神様は私たちを祝福しようといつも用意をしておられます。しかし、私たちは自分の誤った態度によってそれを受け取り損ねています。

神様が円満夫婦をもって祝福しようと用意していても、相手の欠点ばかりを指摘するという、呪いのせいで、それを受け取れないで居ることもあります。

　

私たちはキリストに来るまでは、呪いがヨロイのようになっていて、全くの光のない世界にいました。しかし、イエス・キリストを受け入れる事によって僅かな開口部が現れ、そこから光が差し込みました。この光は私たちの全身を照らすのに十分なものです。しかし、なおヨロイの中にいる事には変わりありません。

　最初の人アダムとエバにはこのヨロイはありませんでした。クリスチャンになった私たちにもこのヨロイは必要のないものです。このヨロイ、つまり呪いを完全に取り除く作業が私たちに残っています。

　ペンテコステの出来事は約束された聖霊が降った日です。復活したイエスに出会った人々は驚きと共に、喜びに満たされました。しかし、聖霊に満たされた人々は、その心の空洞に神の霊が満ち、その霊と心と体が完全に満たされました。

　彼らはそれまでの固定観念から全く解放され、御言によって造り替えられる用意が出来ました。彼らはヨロイを完全に脱ぎ捨てる作業に取りかかりました。

　

使徒言行録2:43から次のように記されています。｢すべての人に恐れが生じた。使徒たちによって多くの不思議な業としるしが行われていたのである。2:44 信者たちは皆一つになって、すべての物を共有にし、2:45 財産や持ち物を売り、おのおのの必要に応じて、皆がそれを分け合った。2:46 そして、毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り、家ごとに集まってパンを裂き、喜びと真心をもって一緒に食事をし、2:47 神を賛美していたので、民衆全体から好意を寄せられた。こうして、主は救われる人々を日々仲間に加え一つにされたのである。｣

　ヨロイを脱ぎ捨てる作業に取りかかった人々に現れた効果は、｢民衆全体から好意を寄せられ｣、｢救われる人々を日々仲間に加え一つにされた｣と言う事です。

聖霊を受ける事によって「祝福を受けるに相応しい人に」、いよいよ人々が変えられていく様子が伺えます。

　

ヨロイを脱ぎ捨てるために、まず必要な事は神の霊を受けると言う事です。私たちの自尊心、プラドと言ったものを完全に明け渡し、神様のお取り扱いに委ねていくと言う事です。

　ルカ11:13に｢ このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして天の父は求める者に聖霊を与えてくださる。」とあります。このように約束されているのですから、私たちは明確な目標を持ってお祈りしていきましょう。

　

聖霊の働きについては次のように記されています。ルカ12:11｢会堂や役人、権力者のところに連れて行かれたときは、何をどう言い訳しようか、何を言おうかなどと心配してはならない。12:12 言うべきことは、聖霊がそのときに教えてくださる。｣とあります。聖霊ご自身が私たちの語る言葉を示してくださるという事です。

　

ヨハネによる福音書14:26｢しかし、弁護者、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊が、あなたがたにすべてのことを教え、わたしが話したことをことごとく思い起こさせてくださる。｣

　聖霊は私たちに啓示を与え、キリストの言葉を指し示してくださいます。

　

使徒言行録4:31｢祈りが終わると、一同の集まっていた場所が揺れ動き、皆、聖霊に満たされて、大胆に神の言葉を語りだした。4:32 信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。4:33 使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。｣

　ここで聖霊は、神の言葉を大胆に語る事が出来るようにしています。

更に、｢人々から非常に好意を持たれ｣るに至っています。

2:47節では｢民衆全体から好意を寄せられた。｣ と言う事でしたが4:33では｢非常｣にと言う言葉が加わっています。

　

私たちは神様から長く離れていた結果として多くの呪いを身に受けてしまっています。申命記28:15から次のように記されています。｢ しかし、もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、今日(きょう)わたしが命じるすべての戒めと掟を忠実に守らないならば、これらの呪いはことごとくあなたに臨み、実現するであろう。28:16 あなたは町にいても呪われ、野にいても呪われる。28:17 籠もこね鉢も呪われ、28:18 あなたの身から生まれる子も土地の実りも、牛の子も羊の子も呪われる。28:19 あなたは入(はい)るときも呪われ、出て行くときも呪われる。｣。

　

28:27からは次のようにあります。 ｢主は、エジプトのはれ物、潰瘍(かいよう)、できもの、皮癬(ひぜん)などであなたを打たれ、あなたはいやされることはない。28:28 主はまた、あなたを打って、気を狂わせ、盲目にし、精神を錯乱させられる。28:29 盲人が暗闇で手探りするように、あなたは真昼に手探りするようになる。あなたは何をしても成功せず、常に蹂躙(じゅうりん)され、かすめ取られてだれ一人助ける者はない。｣

　

私たちは神の元に立ち返った者としてこれらの呪いを取り除く必要があります。その時に「祝福を受けるに相応しい人に」変えられ、その祝福の100%を受ける事が出来るようになります。

　勿論これは自分のためばかりではなく、人々のためでもあります。

創世記12:1｢主はアブラムに言われた。「あなたは生まれ故郷／父の家を離れて／わたしが示す地に行きなさい。12:2 わたしはあなたを大いなる国民にし／あなたを祝福し、あなたの名を高める／祝福の源となるように。12:3 あなたを祝福する人をわたしは祝福し／あなたを呪う者をわたしは呪う。地上の氏族はすべて／あなたによって祝福に入る。」｣

アブラハムによってすべての人々が祝福に入るように、

　私たちが祝福を受けるに相応しい者となる事はまた、人々の祝福ともなります。神の祝福はクリスチャンを通して注がれます。

　

どうぞ聖霊を受け主に自らを明け渡し、取り除くべきものを取り除き、創造の初めの祝福に与りましょう。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

<要約> 祝福を受け取るとは、つまり、祝福を受けるに相応しい人に変身する事です。神様は私たちのありのままを受け入れてくださいましたが、そのままで良いと言っている訳ではありません。｢わたしの祝福の100%を受け取る事が出来るように、それに相応しい人に変えてあげましょう。｣と言っている訳です。神様は私たちを祝福しようといつも用意をしておられます。しかし、私たちは自分の誤った態度によってそれを受け取り損ねています。神様が円満夫婦をもって祝福しようと用意していても、相手の欠点ばかりを指摘するという、呪いのせいで、それを受け取れないで居ることもあります。私たちはキリストに来るまでは、呪いがヨロイのようになっています。しかし、イエス・キリストを受け入れる事によって開口部が現れ光が差し込みました。この光は私たちの全身を照らすのに十分なものですが、しかし、まだヨロイの中にいます。

　

最初の人アダムとエバにはこのヨロイはありませんでした。クリスチャンになった私たちにもこのヨロイは必要のないものです。このヨロイ、つまり呪いを完全に取り除く作業が私たちに残っています。ペンテコステの出来事は約束された聖霊が降った日です。復活したイエスに出会った人々は驚きと共に、喜びに満たされました。聖霊に満たされた人々は、その心の空洞に神の霊が満ち、その霊と心と体が完全に満たされました。彼らはそれまでの固定観念から全く解放され、御言によって造り替えられる用意が出来ました。彼らはヨロイを完全に脱ぎ捨てる作業に取りかかりその効果は、｢民衆全体から好意を寄せられ｣、｢救われる人々を日々仲間に加え一つにされた｣(2:47)と言う事に現されました。ヨロイを脱ぎ捨てるために、必要な事は神の霊を受けると言う事です。私たちの自尊心、プライドと言ったものを完全に明け渡し、神様のお取り扱いに委ねていくと言う事です。内なるものを神様で満たしていきましょう。