エフェソ4:22では「以前のような生き方」を捨てると言うことについて言及しています。また(22)「滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て」る、とも言っています。
「後ろのものを忘れ」、「古い生き方を捨て」、「以前のような生き方を捨て」、「古い人を脱ぎ捨て」ることの必要性について繰り返し述べられています。
さて「古い生き方」とはどんな生き方だったでしょうか。それは全て「滅びに向か」うものでした(エフェ4:22)。一つには人を批判したり、世間を批判したりと言う姿勢です。
人を批判したり、世間を批判したりと言うことは神を批判することに他なりません。神様は全ての人を愛しているからです。多くの人が人を批判するために心が一杯になってしまってうつ病や精神病に陥っています。
聖書が教えていることは感謝することです。1テサロニケ5:16に「5:16 いつも喜んでいなさい。5:17 絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」とあります。感謝をするための秘訣は「赦す」と言うことです。赦すことが出来なければ感謝することは出来ません。
二つ目には、全てのことについて否定的に見る思いと言うことです。これが「古い生き方」であり、「以前のような生き方」です。イエス様が教えてくださったことは山上の説教に記されています。
即ちマタイによる福音書7:7-8「7:7求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。7:8 だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。」。これが「新しい生き方」です。私たちには神様が味方をしてくださっていますから、物事を否定的に考える必要はありません。問題があるならば必ず解決されると信じて必要なことを実行してください。パウロは「後ろのものを忘れ」とフィリピ3:13で言っています。過去の古い考え方を脱ぎ捨ててまいりましょう。
勿論エフェソ4:19にあるように「放縦な生活」や「ふしだらな行い」から贖われるべき事は当然です。
フィリピ3:21-4:1には「3:21 キリストは、万物を支配下に置くことさえできる力によって、わたしたちの卑しい体を、御自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださるのです。4:1 だから、わたしが愛し、慕っている兄弟たち、わたしの喜びであり、冠である愛する人たち、このように主によってしっかりと立ちなさい」。
パワー・フォー・リビングの中の「成長し続けるには」と言う章に次のような例話があります。デンマークの哲学者セーレン・キルケゴールは、デンマークの農場に住むガチョウの群の話しをしました。
日曜日になるとガチョウたちは必ず餌入れのまわりに集まり、「ガチョウの説教師」の一羽が柵の一番上までよじ登ってはガチョウであることがいかに名誉かについて他のガチョウたちに語るのを聞きました。鶏や七面鳥に生まれるよりも、ガチョウに生まれた方がどんなにすばらしいことかを説くのです。ガチョウに生まれたために受け継いだもの、そして、今後もどれほどすばらしい将来が待ち受けているかについて長々と説きました。
このように説教をしていると時折暖かい南方のフランスに向かう野生のガチョウの群が見事なVの字をつくって飛んでいく姿が見えました。野生のガチョウたちは地上から何千メートルも離れた上空を飛んでいます。
その姿を見た地上のガチョウたちは興奮してお互いにこう言い合いました。「あれこそ僕らの本当の姿だ。僕らはこんな汚い納屋で一生を送る運命ではないんだ。僕らの運命はあのように飛ぶことだ!」と。
しかし、しばらくすると野生のガチョウたちがだんだん見えなくなっていき、遠く地平線の方から鳴き声が聞こえるだけになります。農場のガチョウたちは居心地の良い、住み慣れたわが家を見回すとため息をつき、結局、納屋の泥とほこりの中に戻ってしまいました。このガチョウたちは一生、空を飛ぶことはありませんでした。
悲しいことに、神の御国にも、翼を広げて空を舞うことを学ぶことなく、一生を納屋で過ごす人たちがいます。再び空を飛ぶためには古い人を捨てる必要があります。
エフェソ4:20
「しかし、あなたがたは、キリストをこのように学んだのではありません。4:21 キリストについて聞き、キリストに結ばれて教えられ、真理がイエスの内にあるとおりに学んだはずです。
4:22 だから、以前のような生き方をして情欲に迷わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て、
4:23 心の底から新たにされて、
4:24 神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません」。
《今日の聖書》
4:23 心の底から新たにされて、4:24 神にかたどって造られた新しい人を身に着け、真理に基づいた正しく清い生活を送るようにしなければなりません」。
〈要約〉
パウロはフィリピ3:13、14で「なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに全身を向けつつ・・・目標を目指してひたすら走」っています、と言っています。エフェソ4:22-24では「以前のような生き方をして情欲に迷わされ、滅びに向かっている古い人を脱ぎ捨て・・・神にかたどって造られた新しい人を身に着け」ましょう、と薦めています。さて「古い生き方」とはどんな生き方だったでしょうか。それは全て「滅びに向か」うものでした(エフェソ4:22)。一つには人を批判したり、世間を批判したりと言う姿勢です。神様は全ての人を愛しているのですから、これは神様を批判することに他なりません。多くの人が人を批判することで心を一杯にしてうつ病や精神病に陥っています。聖書が教えていることは感謝すると言うことです。テサロニケT5:16、17に「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」とあります。感謝をするための秘訣は「赦す」と言うことです。赦すことが出来なければ感謝することは出来ません。
二つ目は、全てのことについて否定的に見る思いと言うことです。これが「古い生き方」であり「以前のような生き方」です。イエス様が教えてくださったことは「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる」(マタイ7:7-8)と言うことです。私たちは神様が味方をしてくださっていますから、物事を否定的に考えるのではなく、積極的に求めて行くという姿勢であるべきです。これが新しい生き方です。パワー・フォー・リビングではガチョウ(元は渡り鳥のガン)が野生のガチョウ(ガン)を見上げ「あれこそ僕らの本当の姿だ。僕らはこんな汚い納屋で一生を送る運命ではないんだ。僕らの運命はあのように飛ぶことだ!」と言ったと言う話を載せています。「しかし、しばらくすると野生のガチョウたちがだんだん見えなくなっていき、遠く地平線の方から鳴き声が聞こえるだけにると、ガチョウたちは住み慣れたわが家を見回し、ため息をつきつつ結局、納屋の泥とほこりの中に戻ってしまいました。このガチョウたちは一生、空を飛ぶことはありませんでした。悲しいことに、神の御国にも、翼を広げて空を舞うことを学ぶことなく、一生を納屋で過ごす人たちがいます。」ガチョウたちが再び空を飛ぶためには努力が必要ですが、私たちクリスチャンも目標に向かって。「古い生き方を捨て」「新しい生き方」に成長しなければなりません。